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おっぱいを振り返って ~その10~

おっぱい!

監督という仕事を引き受けて、人生で初めて買った手帳をふと取り出してみる。
現場作業が始まってからは使う暇もなくなっていた。
……。
最初は手帳の前に、メモ帳だった。
ボロボロのKOKUYOのキャンパスB6版。


1P目。
2008年9月22日。

「☆リリー仮面のキャラ」

???
いきなり美由梨か。
原作でいじめっ子だった彼女が、いつの間にか仲良くなっていたことに対して引っかかっていたのだろう。
仲直りエピでもやりませんか、とか提案した覚えもある。

だらしないおっぱい設定についての記述はまだ見当たらない。


2P目。
同年月日。

「燈とまふゆ」

燈が先にきているのも興味深い。今なら間違いなく「まふゆと燈」と書くだろう。
乳か。やはり乳の差か。

主に雄大が失踪してからの彼女たちをどう描いていくかで悩んでいる様子が見受けられる。
暗い表情を追うのではなく、どう前向きに生きているかとかを。
なんか「電車で通学」とか書いてある。
おそらくロシアについて調べたりしてるうちに、「アンナ・カレーニナ」や「白痴」などの、
冒頭の「電車で邂逅」をやろうとでもしたんだきっと。厨房にありがちな思考である。
雄大の残した簡素な別荘から通っていることにでもしたかったのだろう。
これもロシアネタでダーチャっぽい家庭菜園のある家から、なんて夢想していたに違いない。

まだ暗い中、揺れる無人の車内で、肩にもたれかかって寝息をたてる燈とそれを見守るまふゆ。
ふと水平線が白み始め、朝陽が差し込んだ瞬間、まふゆの前にボロボロのサーシャが。
そこから一転、追手とのバトルが、など。
……何がしたいんだろうか、当時の自分は。
走行中の電車でバトルとか、劇場か!

陥没についてのメモはやはり見当たらない。
おっぱい日照り…。


同ページ下半分。

「サーシャ。ファーストカットがおっぱい」

やっとおっぱいきたな。
アバンにオーリャの乳吸ってるとこから始めようとしてた記憶が蘇る。
この場合のファーストカットとは、1話の1カット目がおっぱいで始まるということにほかならない。
そういえば心残りであった。なんで月から始めたのだよ。
月からモブ子さんの乳首にオーバーラップして、なんて考えてたはずなのに…。
おっぱいおっぱい言っておきながら、その実そんなにおっぱい好きじゃないんじゃねえのと思わせられる。
自分にである。
テンション落ちた。


そういえば、乳首設定とか作り始めたのは割とあとで、初めはロシアについて調べていた。

これは自分のスタイルっぽいものだと思うが、作画の仕事をする時、キャラに感情移入できないと
いつも微妙な仕上がりになるのが嫌だった。
(本編に参加していないのに雑誌などのイラストを描いたりしたとき)
ノリノリで原画や作監をやってもいい評価を得られないただの自己満足で終わる時も勿論あるが、
それはそれで一生懸命やったので素直に反省できるし、次の仕事につなげられる。

なもんで、ロシア人のサーシャを理解するために、ツンドラの大地を掘り起こしに行ったかというと、
それは全然行ってない。
youtubeでシベリア鉄道の映像を見まくっておしまいである。
ボルシチは新宿で食べた。
底の浅さがハンパないのはもう気にしない。

…かみちゅのときも尾道まで行けば良かったなぁ。
大林監督の映画を見るばかりであった。


でもこの頃から、ラジオとテレビでロシア語の勉強を始めたのも思い出す。
(まだロシア語監修のジェーニャさんと出会えていなかったため、ロシア語の台詞どうしようと
内心ビビっていたせいもある。のちに名和さんから紹介して頂く)
ロシアの映画もやたら見た。(あまりに独特でいまだにラストまで見られていないものもある)
古典、現代の小説も読んだ。
トルストイとかプーシキンとかはじめて読んだ(あまりに長くていまだに読み終えていないものもある)
ロシアに関連するものであればとにかく手に取ってみた。
詩集も人生で初めて買った。(同時に乳首ばかりの写真集を買うことも忘れてない)


今度、乳首ばかり撮ったDVD(一般作)がデルんですってよ!?
(メモ腸を振り返るはまたつづく)

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