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おっぱいを振り返って ~その11 #2のアフレコ編~

おっぱい!

そういえばもうじきDVD,BDの3巻が出てしまう。
さっさと追いついた方が良いのかと思い、アフレコを連続して振り返ることに。

<2話>
2話といえば、1話でも迫真の演技を頂いた高垣彩陽さんの独壇場でした。
アフレコは、はじめに演技プランの確認・調整をするために通しでテストをする。
半パート10分に一気に声をあてて頂くのだ。
で、問題になるのは今回一人二役の高垣さん。
後半で人質役の文奈と、彼女を捕えているマグネシウムのシーンがある。
通常はどちらか一方だけを演じて頂ければ問題ないのだが、なんと高垣さんは同時に二役の声色を
使い分けたのだ。ブース外の僕らはその勢いと熱意に、爆笑しながらも感心しきりだった。
燈を責めるシーンも堂々と演じられた。
収録後、喫茶店で偶然会ったのだが「普段やれない芝居が出来て楽しかったです!」と
テンション高めで挨拶された。こちらもふざけて作ってはいないが、その真摯な眼差しに改めて身が
引き締まったのである。
TFアニメイテッドの声、エロすぎです。

勿論メインキャストだって負けてはいない。
2話は冒頭からひどいスタートの回である(笑)それでも開始早々藤村さんは文句のつけようがない
まふゆを熱演。というか終始ウマすぎて、注文の必要が少ないのが藤村さんだった。
ボルシチにがっつくサーシャを見守る時や、お風呂でほほを染める時の演技は非常にかわらしく演じて頂いた。
僕の中でのまふゆポイント上昇が止まらない。

燈役の豊崎さんも相変わらず面白かった。
浴室から先に出て行く時の「すっぽんぽ~んは~ポンポン冷えるぅ~♪」は、やはりアドリブである(笑)
今回出番のない華役の日笠さんと共に、油断できない役者さんである。
彼女らがマイクの前に立つ度に、僕は紙コップから口を離していた――――お茶を吹かないために。

最後に三瓶さん。
あの小柄な体躯からどうしてあんな迫力ある声が出せるのか。
元々「だぁだぁだぁ」のカナタ役(主人公の少年)でどんな声色かは知っていたのだが、よもやこんな
ヒーロー役もこなせるとは。
ボルシチがっついてる時に「フクースナ!(うまい)」と合間に入れ込んで面白くして頂いた(笑)


<3話>
アバンのサーシャさんかっけぇ。マジかっけぇ。
三瓶さんと豊崎さん、本当にありがとうございます。実はシリーズの中でかなりお気に入りのシーン。
夜這い・乳揉み・乳首勃起・乳吸い・探究だ!(キリッ!)――男の夢を具現化出来て感無量である。
ツッコミにくる藤村さんの芝居も相変わらず可愛らしい。
ただの怒りではなく、突然同居することになったちょっと気になる少年の怪行動に「かわいく」混乱してる
ニュアンスが含まれているのが大事なのである。
その後の、授業中にシャーペンを連打してるとこ最高。
裸を見られた上に乳の差を鼻で笑われて泣いちゃうとこも最高。
聖堂でのぞきしてるとこも、ちょっと心配しすぎて説教はじめちゃうとこも最高。
まふゆが藤村さんで本当に良かった。

聖堂でのテレサとサーシャのシーンも、三瓶さんはひたすらカッコよく、茅原さんはひたすら悩ましく
演じて下さった。
「色を合わせてやる」の所ではテストの時、笑いが起きてしまっていた。――真面目なとこなのに!

で、問題の日笠さん。
試着室での芝居がとにかくオーバーで、面白いのだけれどなんとか抑えないといけないことに。
カーチャの背中を見て興奮するあたりとか、もはや作画が追いつけないほどの過剰演技だ。
やばい、こいつをなんとかしないと。
まだ華の本性を出しすぎてはいけない。
僕を含め、音響監督、お偉いさん方の間に緊張が走る――その時、
隣にいたシリーズ構成の上江洲さんが呟いた。

「奴は芸人だ……ッ」

全員があきらめた瞬間だった(笑)

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